中古マンションの価格交渉のコツは「基本ほどほど時には大胆」

中古マンションの価格交渉にコツはある?

1割~2割引き、時には半額など、中古マンションは価格交渉が可能です。

しかし、値引き交渉に失敗すると売主の機嫌を損ねるなどして、その物件の購入自体が危ぶまれます。

価格交渉を行いつつ中古マンションを購入したいと希望する方へ向けて、値引き率の相場や失敗しないコツ、価格交渉を行うタイミングをご紹介しましょう。

1. まずは自分の立場を見極める

価格交渉を行いつつ中古マンションを購入したいと希望するのであれば、まずは自分の立場を見極めることが大切です。

たとえば、現金で中古マンションを購入する場合や、十分な手付金を支払いつつ住宅ローンで中古マンションを購入するのであれば、思い切った価格交渉ができます。

しかし、十分な手付金が用意できず、なおかつ住宅ローンで中古マンションを購入する場合などは、価格交渉は控えめにするのが良いでしょう。

理由は、住宅ローンで中古マンションを購入する際は、売主と売買契約を締結した後に住宅ローンの審査に申し込む必要があるためです。

住宅ローンで中古マンションを購入する流れ

住宅ローンの審査の合否が判明しない状態であるにもかかわらず、強気の価格交渉を行うと売主の機嫌を損ねる可能性があります。

また、強引な価格交渉を行い売主の同意を得たものの、住宅ローンの審査に通らず中古マンションが購入できないのであれば売主に迷惑がかかります。

よって、中古マンションの価格交渉を希望する際は、まずは自分の立場を客観的に判断し、どの程度の価格交渉を行えるか見極めることが重要です。

2. 価格交渉の相場は1割引き程度。時には2~3割引きも期待できる

中古マンションを購入する際の価格交渉の相場は、おおむね1割引き程度ですが、その物件をどの程度購入したいか、自分の熱意により変更するのが良いでしょう。

たとえば、絶対に購入したいと希望する物件であれば、価格交渉は1割引きなど控えめにするべきです。

行き過ぎた価格交渉を行い失敗すると売主との関係が悪化し、その物件の購入自体が危ぶまれます。

反対に、値段が安ければ購入したいと希望する物件であれば、思い切った価格交渉を行うべきです。

その物件が長く売れ残っているいわゆる不人気の物件であれば2~3割引き、場合よっては半額などの価格交渉も悪くはありません。

希望する値引き率は、その中古マンションへの購入熱意によって調整するのが望ましい

3. 価格交渉の失敗を防ぐコツは、不動産業者と相談すること

価格交渉の失敗を防ぐコツは、必ずその中古マンションを仲介する不動産業者と相談しつつ交渉することです。

中古マンションの売主には、様々な性格の方がいらっしゃいます。

たとえば、価格交渉に応じても構わないと考える売主の方がいらっしゃれば、価格交渉など以ての外だと考える方もいらっしゃいます。

中古マンションには、価格交渉に応じる売主と応じない売主が存在する

つまり、価格交渉は、売主の方の性格によって成功するか否かが決定されるというわけです。

そして、その中古マンションを仲介する不動産業者は、売主の方の性格をよく把握しています。

そのため、価格交渉を失敗しないためには、不動産業者と相談しつつどれくらいの値引きを希望するか決定することが大切です。

4. 価格交渉のタイミングはいつ?

中古マンションは、以下の流れで購入します。

  • 物件探しと購入を希望する物件の決定
  • 売主への購入申し込み
  • 不動産業者との媒介契約の締結
  • 不動産業者から重要事項説明を受ける
  • 売主との売買契約の締結と手付金の支払い
  • 住宅ローンの審査申し込み(現金一括払いの場合は省略)
  • 住宅ローンの融資実行(現金一括払いの場合は省略)
  • 売主への残金と不動産業者への仲介手数料の支払い
  • 中古マンションの引き渡し

上記が中古マンションを購入する流れであり、価格交渉を行うタイミングは2の「売主への購入申し込み」を行う際です。

購入申し込みとは、売主にその中古マンションを購入する意思があることを購入申込書を提出しつつ伝えるもので、購入申込書には支払う手付金の額、残金の決済方法や決済日、住宅ローンの利用の有無などを記載します。

そして、購入申込書には購入希望価格も記載します。

よって、購入申込書を提出する「2」の時点が価格交渉を行う最良のタイミングであり、購入希望価格を記載した購入申込書を売主に提出することにより価格交渉は開始されます。

まとめ - 価格交渉は、不動産業者の腕前に頼る部分が大きい

価格交渉を行いつつ中古マンションを購入したいと希望する方へ向けて、そのコツをご紹介しました。

価格交渉は、自分の立場を見極めつつ行い、希望する値引き率は、その物件を購入したい熱意の度合いによって変更することが大切です。

現金一括払いや、必ず住宅ローンの審査に通る見込みがある場合は思い切った価格交渉ができます。

反対に、満足な手付金を用意できない、または住宅ローンの審査に通る見込みが少ないにもかかわらず大幅な値引きを迫ると、売主の方の機嫌を損ね、価格交渉に失敗する可能性があります。

なお、価格交渉は、購入希望価格を記載した購入申込書を売主に提出することにより行えますが、売主に値引きを説得するのは結局のところその中古マンションを仲介する不動産業者です。

よって、不動産業者が海千山千で口上手であれば、価格交渉は比較的成功しやすいでしょう。

反対に、経験が少ない若い不動産業者であったり、交渉に不慣れな不動産業者であれば、価格交渉は難航する可能性があります。

価格交渉を希望するのであれば、価格交渉に慣れている経験豊富な不動産業者を頼るのがお勧めです。