中古物件のキッチンを格安でリフォームする秘訣(丸ごと綺麗に!)

キッチンをリフォームしたい。格安で中古物件の台所を一新する秘訣

既存住宅と呼ばれる中古の一戸建てやマンションを購入すると、水回りの痛みが激しく、キッチンのリフォームを希望する方が多くいらっしゃいます。

しかし、不動産の購入直後は物入りで、リフォーム費用は可能な限り安く抑えたいものです。

そこで、今回の「誰でもわかる不動産売買」は、中古物件を購入するご予定がある方や、既に購入した方へ向けて、キッチンを格安でリフォームする3つの秘訣をご紹介しましょう。

目標は、100万円の予算で、既存のステンレスの流し台をシステムキッチンに入れ替え、床をフローリングに貼り替えつつ壁紙を新調し、キッチン一室を丸ごとリフォームすることです。

1. 秘訣その1. 格安でリフォームするリフォーム店を探す

100万円という限られた予算で、キッチンを丸ごとリフォームするためには、その価格で工事を請け負う優良なリフォーム店を探すことが重要となります。

リフォーム店の探し方は様様ですが、購入する、または、購入した中古物件をリフォームする場合は、その不動産を仲介する不動産業者に紹介してもらうのが有効です。

不動産業者は、リフォーム店と関わりがあることが多く、大抵の場合、リフォーム店を紹介してくれます。

しかし、不動産業者がリフォーム店と関わりがない場合や、関わりがあっても、100万円ではリフォームできないと断られた場合は、以下に該当するリフォーム店や工務店をネットなどで探し、100万円でリフォームできないか問い合わせてください。

なお、リフォーム店を探す範囲は、中古不動産の30km圏内がお薦めで、遠くなると職人さんの移動費が嵩み、リフォーム費用が高くつきます。

「質が高いリフォームを適正価格で実行する業者の特徴」

経営者が若いフォーム店や工務店
三十代から五十代前半など、若い方が経営するリフォーム店や工務店は、客の意見を取り入れつつ、何事も柔軟に対応してくれます。

よって、100万円という格安の予算で、キッチンを丸ごとリフォームする場合は、経営者が若いリフォーム店や工務店に依頼することが大切です。

また、可能な限り、都市部に所在するリフォーム店や工務店を探してください。

地方や郊外に所在するリフォーム店は、競合店がないことを理由に、安価な工事は請け負ってくれません。
店や事務所が小ぢんまりとしている
100万円という格安の予算でキッチンを丸ごとリフォームしたいと希望する場合は、小ぢんまりとした店や事務所を構えるリフォーム店や工務店に依頼することが大切です。

フランチャイズ展開し、営業マンが営業を行うような大規模なリフォーム店に工事を依頼すると、営業費用や宣伝費用などを上乗せしたリフォーム費用が請求されるため、足が出てしまいます。
建設業の許可を得ている
1,500万円を超える建築工事などを請け負う業者は、建設業法に基づき、国土交通大臣、または、都道府県知事の許可を得る必要があり、これを「建設業の許可」と呼びます。

そして、100万円という予算やキッチンという場所に限らず、リフォームを業者に依頼する際は、建設業の許可を得ているリフォーム店や工務店に依頼することが大切です。

リフォーム詐欺の被害に遭う多くの人は、建築業の許可がないリフォーム店に工事を依頼しています。

よって、100万円という格安の予算でキッチンを丸ごとリフォームする際も、建設業の許可を得ている業者に依頼してください。

なお、リフォームを依頼するリフォーム店が見つかり、そのリフォーム店が建設業の許可を得ているか否かは、国土交通省の公式サイト「国土交通省 建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」や、そのリフォーム店が所在する都道府県役場に問い合わせることにより確認できます。

上記の条件に該当するリフォーム店や工務店が見つかれば、100万円という格安の予算でキッチンを丸ごとリフォームする道筋が見えてきます。

該当するリフォーム店や工務店が見つかり次第、100万円の予算でキッチンを丸ごとリフォームできないか、電話やメールで問い合わせつつ、業者の姿勢や言葉遣いなどを確認し、信頼できるようであれば、見積もりを依頼してください。

なお、購入する、または、購入した中古物件の近郊にリフォームコーナーを設けるホームセンターがある場合は、そこに依頼するのも有効です。

ホームセンターのリフォームコーナーは、一般的なリフォーム店や工務店より明朗会計で、安心してリフォームを依頼できます。

また、システムキッチンの質感に拘りがない場合は、ニトリのリフォームを利用しつつ、ニトリのシステムキッチンを導入するのも手です。

ニトリのシステムキッチンは安価なため、建材メーカーのシステムキッチンより華奢ですが、限られた予算でキッチンをリフォームできます。

2. 秘訣その2. システムキッチンのメーカーやグレードに拘らない

100万円でキッチンを丸ごとリフォームする業者が見つかれば、業者が中古物件を訪問しつつ現状を確認するなどして、工事の打ち合わせと見積もりが行われます。

リフォームを希望する中古物件が購入前の場合は、仲介する不動産業者に許可を取りつつ、リフォーム業者を宅内に入れるなどして、現場を確認させてください。

その際は、お勧めのシステムキッチンを業者から数種類紹介されますが、できる限り、その中から入れ替えるシステムキッチンを選ぶのがお勧めです。

業者が勧めるシステムキッチンは、その時点のお買い得商品であり、お買い得商品を選べば、足が出ることがありません。

なお、食洗機の導入を希望する場合は、打ち合わせの際に業者に忘れずに伝えてください。

100万円という限られた予算でも、大抵の場合、食洗機の導入が可能です。

ただし、購入する、または、購入した中古不動産のキッチンの加熱調理器具がガスを熱源とするレンジであり、それをIH調理器(電気を熱源とするレンジ)へ入れ替えると予算がオーバーするため、注意してください。

理由は、IH調理器を稼働させるためには、ご自宅に200Vの電圧を引き込む必要があり、その工事だけに十数万円から二十万円程度の費用が掛かるためです。

また、打ち合わせの際は、フローリングや壁紙の色も決めることになります。

そのため、打ち合わせ前に、希望のフローリングや壁紙の色を考えておいてください。

100万円など、限られた予算でキッチンを丸ごとリフォームする場合は、比較的安価なフローリングや壁紙が導入されますが、それらは色で価格が変わることがなく、お好きなカラーを選ぶことができます。

3. 秘訣その3. 工事開始後にプランを変更しない

業者が現場を確認し、打ち合わせが済めば、1週間から2週間程度で見積書が届きます。

大抵の場合、消費税込みで100万円以内の見積書が届きますが、中古物件の傷み具合などにより大掛かりな工事が必要になる場合は、100万円を超える見積書が届くことがあるため、留意してください。

見積書の確認後は業者に連絡を取り、工事の詳細を確認しつつ、納得できる場合は工事請負契約書に署名捺印し、リフォーム開始となります。

100万円を超える見積書が届くなどして納得できない場合は、業者と商談し、工事価格や契約内容を煮詰めたり、他のリフォーム業者を探すのがお勧めです。

また、リフォーム開始後に「言った・言わない」と業者と争うことがないように、契約書の内容を熟読し、気になる箇所がある場合は、細かな条件を追記してください。

なお、以下に該当する場合は、見積書に100万円と記載されていても追加の工事費用が発生し、足が出るため、注意が必要です。

途中で工事内容を変更する場合
リフォーム中に追加の工事を依頼するなどして、工事の内容が変更されると、工期が延長されます。

リフォーム費用は、主に人件費と建材費で構成され、工期が延長されると人件費が嵩み、その結果、追加料金が発生するため、注意してください。
キッチンの仕様やグレードの変更
リフォーム開始後にシステムキッチンの仕様やグレードなどを変更すると、追加料金が発生します。

そのため、リフォーム契約後は、システムキッチンの仕様やグレードなどを変更しないように注意してください。
床下が腐っている場合
痛みが激しい中古の不動産を購入すると、水漏れや雨漏りなどにより、床板や床下が腐朽していることがあります。

床板や床下が腐朽している場合は、床板を取り替えたり、根太やや大引、束と呼ばれる、床板を支える建材を取り替える必要があり、そのような工事を行うと追加料金が発生するため、注意してください。

なお、具体的な追加料金は、痛み具合やリフォーム業者により異なりますが、6帖のキッチンの床下を全て修繕する場合は、10万円から20万円程度が相場です。

リフォーム工事開始前に床を剥がさず、床下が腐っているか判断するのは難しいことですが、床を踏んだ感触が「ふかふか」とする場合などは、腐朽している可能性があります。

4. 格安でリフォームする際は、相見積もりは「ほどほど」に

100万という格安の予算で、中古物件のキッチンを丸ごとリフォームする秘訣をご紹介しました。

キッチンのリフォーム費用の相場をネットなどで調べると、200万円から500万円程度と高額ですが、100万円以下でリフォームを請け負う業者も数多く存在します。

よって、中古物件のキッチンを安くリフォームしたいと希望する場合は、粘り強く業者を探すことが大切です。

なお、複数の業者から見積もりを取り、他店の見積書を参考に値引き交渉することを「相見積もり」といいますが、格安でキッチンをフルリフォームする際は、ほどほどの相見積もりを心掛け、業者との信頼関係を保つように努めてください。