格安の中古住宅ってある?格安物件を探す秘訣と値段交渉術

格安の中古住宅ってある?格安物件を探す秘訣と値段交渉術

中古住宅の値段は、販売価格だけが全てではありません。

あまり知られていませんが中古住宅は値段交渉が可能で、値引きに成功すれば、どの物件も格安で購入できる可能性があります。

とはいうものの、全ての中古住宅が値引きできるわけではなく、値引きしつつ格安で購入しやすい物件と、値引きが難しい物件があるため注意が必要です。

格安の中古住宅をお探しの方へ向けて、値段交渉すれば格安で購入できる可能性が高い物件の特徴や、具体的な値引き交渉術をご紹介しましょう。

1. 格安で購入しやすい中古住宅の特徴

冒頭でご紹介したとおり、中古住宅は売りに出されている価格が全てではなく、値段交渉が可能で、値引きに成功すれば格安で購入できます。

まずは、値引き交渉しつつ格安で購入しやすい物件の特徴をご紹介しましょう。

再建築不可の物件

ネットの検索サイトで中古住宅を探すと、注意書きに「再建築不可」と書かれている物件を見かけますが、値引きしつつ格安で購入しやすい中古住宅の代表が「再建築不可」です。

再建築不可とは、老朽化しても建て替えできない物件を表します。

再建築できない理由は様々ですが、市街化調整区域(都市計画法により建築できないと定められた区域)に位置する、接道義務を果たしていないなどが主な理由で、再建築不可の物件は建て替えできないものの、リフォームは可能です。

再建築不可の物件は、長く住める中古住宅の購入を希望する方に避けられる傾向があるため、値引き交渉すれば格安で購入できる可能性が高いといえます。

ただし、再建築不可の物件は、文字通り再建築できないため注意してください。

長く売れ残る物件

2~3年など長期にわたり中古住宅を探し続けると、いつまでも売れない物件を見かけます。

売れない理由は様々ですが、傷みが激しい、部屋数が少ないなどが主な理由で、売れない物件は値段交渉をすれば、格安で購入できる可能性があります。

ただし、長く売れ残っている中古住宅は、相応の売れない理由があるため、現地を見学しつつ注意深く瑕疵(欠陥や不具合)を確認し、慎重に購入することが大切です。

傾斜地に建つ物件

地方で中古住宅や別荘を探すと、傾斜地に建てられた物件を見かけます。

傾斜地に家を建てるのは費用が掛かり、基礎を作るだけで一般的な住宅が建つほどの予算が必要になることがあり、建て替えにもお金が掛かります。

そのため、傾斜地に建つ中古住宅は、一般的な中古住宅を探す方に敬遠される傾向があり、敬遠される物件は値段交渉しやすく、格安で購入できる可能性が高いのが特徴です。

公営水道が引き込まれていない物件

公営水道とは、地方公共団体が管理する上水道のことで、飲料水として安心して利用できる水道を表します。

都市部では公営水道が引き込まれていない中古住宅は稀ですが、地方で物件を探すと、公営水道が引き込まれず、井戸水や私営水道(民営の水道)を飲料水として使用する物件を見かけます。

あまり知られていませんが、公営水道を引き込むためには費用が掛かり、道路に埋設されている水道管と敷地が離れている場合は、数十万円から百数十万円の費用が掛かることも珍しくありません。

そのため、公営水道が引き込まれていない中古住宅は、一般的な中古住宅を探す方から敬遠される傾向があり、値段交渉をすれば、格安で購入できる可能性があります。

ただし、井戸水や私営水道などを飲料水として利用する中古住宅は、水源が枯れるなどして安定した水の供給が期待できないことがあるため注意してください。

格安で購入できる可能性がある中古住宅

2. 具体的な中古住宅の値段交渉術

つぎに、中古住宅の具体的な値段交渉術をご紹介しましょう。

中古住宅は、一般的に以下の流れで購入します。

  • 物件を探す
  • 理想の物件が見つかれば、不動産業者を通して売主に購入申し込みを行う
  • 売主が購入申し込みに承諾すれば、不動産業者と媒介契約を締結する
  • 不動産業者から重要事項説明を受ける
  • 売主に手付金を支払い、売主と売買契約を締結する
  • 売り主に残金を支払う
  • 不動産業者に仲介手数料を支払う
  • 中古住宅が引き渡される

中古住宅は主に上記の流れで購入しますが、値段交渉は「2」の売主への購入申し込みで行うのが理想です。

購入申し込みとは、その中古住宅を購入する意思があることを不動産業者を通しつつ売主に伝えるもので、購入申込書を提出しつつ行います。

この購入申込書には、具体的な購入希望額を記載しますが、販売価格より安い額を記載すれば、値引き交渉の開始です。

具体的な購入希望額は、中古住宅の状態などにより異なりますが、格安の中古住宅を探すのであれば、販売価格の3~4割引きなど思い切った値引き率で交渉するのが良いでしょう。

ただし、3~4割引きなどで値段交渉できるのは、「1. 格安で購入しやすい中古住宅の特徴」でご紹介した値引き交渉しやすい物件に限られ、一般的な中古住宅で過度の値引き交渉をすると、購入申し込み自体を断られる可能性があるため注意してください。

また、値引き交渉は、その中古住宅を仲介する不動産業者のアドバイスを参考に、購入希望額を提示することが大切です。

たとえば、不動産業者が「半額でも大丈夫です」とアドバイスする場合は、思い切って販売価格の5割引きでの購入を希望すれば、その物件を超格安で購入できる可能性があります。

反対に、不動産業者が「この物件の値引きは難しい」とアドバイスする場合は値引きを諦め、他の物件を探した方が良いかもしれません。

中古住宅の値段交渉は、購入申込書に希望の購入価格を記載することにより開始される

まとめ - 値段交渉しやす物件を探せば、格安物件が見つかりやすい

格安の中古住宅をお探しの方へ向けて、格安で購入しやすい中古住宅の特徴や、中古住宅の値段交渉術などをご紹介しました。

中古住宅の販売価格はあってないようなもので、「1. 格安で購入しやすい中古住宅の特徴」に該当する中古住宅などは、思い切った値段交渉をすれば格安で購入できる可能性があります。

そのため、格安の中古住宅の購入を希望する場合は、ただ単に表示されている販売価格が安い物件を探すのではなく、値段交渉の余地がある物件を探すことが大切です。

そうすれば、自然に格安の中古住宅を購入できるチャンスが広がります。

なお、格安で購入できる中古住宅は、それなりの瑕疵があるため担保力が弱く、大抵は住宅ローンの審査に通りません。

よって、格安の中古住宅の購入を希望する場合は、住宅ローンではなく、手持ちの資金で購入できる物件を探すように心掛けてください。

ご紹介した内容が、中古住宅の購入を希望する皆様のお役に立てば幸いです。失礼いたします。