中古住宅の購入に関する不安を払拭。真っ当な不動産屋の見分け方

中古住宅の購入に関する不安を払拭する方法。真っ当な不動産屋の見分け方

不動産は高価なだけに、はじめて中古住宅を購入する際は、誰もがトラブルを危惧しつつ不安になります。

また、テレビや新聞を見ると、定期的に不動産売買に関する詐欺に纏わる事件が報道されているため、はじめて不動産を購入する方は、不動産業者に騙されるのではと心配になります。

そこで、今回の「誰でもわかる不動産売買」では、中古住宅の購入を希望するものの不安な方へ向けて、真っ当に営業する不動産業者の見分け方をわかりやすく解説しましょう。

1. 宅地建物取引業の免許を取得しているか?

中古住宅を仲介する不動産業者を「不動産屋さん」などと呼びますが、正式には「宅地建物取引業者」と呼びます。

宅地建物取引業を営むためには、国土交通大臣、または都道府県知事から取得した宅地建物取引業の免許が必要で、誰もが勝手に不動産仲介業者になれるわけではありません。

そして、宅地建物取引業者が法令に反した不動産売買を仲介したり斡旋すると、免許が取り消されます。

よって、宅地建物取引業の免許を取得した不動産仲介業者が取り扱う中古住宅を選べば、最低限の不安を払拭しつつ真っ当な売買が期待できます。

購入を希望する中古住宅を取り扱う不動産仲介業者が、宅地建物取引業の免許を取得しているか否かは、その業者の会社情報で確認することが可能です。

たとえば、お馴染みの不動産検索サイト「アットホーム」で不動産仲介業者を検索すると、各業者の会社概要に以下のような記述があります。

不動産仲介業者の会社概要の一例
・株式会社 ○○不動産 国土交通大臣免許(2)8787号
・株式会社 △△不動産 東京都知事免許(3)第808080号
・株式会社 ××不動産 大阪府知事免許(5)第505050号

上記のように、宅地建物取引業の免許を取得しつつ営業する不動産仲介業者の会社情報には、免許番号が表記されています。

免許の番号が正式であるか否かは、国土交通大臣免許は「国土交通省 | 宅地建物取引業者検索」にて、都道府県知事免許は、各都道府県のホームページや建築課の窓口で確認することが可能です。

なお、宅地建物取引業の免許には有効期限があり、5年に1度更新しなくてはなりません。

不動産仲介業者の会社概要の一例に「国土交通大臣免許(2)」や「東京都知事免許(3)」「大阪府知事免許(5)」などカッコ書きの数字がありますが、数字は免許の更新回数を表しています。

つまり、カッコ内の数字が大きいほど、長期間にわたり法令に違反した不動産取引を斡旋するなどせず、真っ当に営業し続けているというわけです。

真っ当に営業する不動産業者の見分け方。宅地建物取引業の免許があるか確認する

2. ハトやウサギのマークが付いているか?

宅地建物取引業者のホームページや実店舗を見ると、ハトのマークやウサギのマークが付いていることがあります。

これは、その宅地建物取引業者が、ハトのマークは「全国宅地建物取引業協会連合会」に、ウサギのマークは「公益社団法人全日本不動産協会」に加入していることの証です。

全国宅地建物取引業協会連合会や公益社団法人全日本不動産協会に加入するためには審査が必要で、一定の条件を満たした不動産仲介業者しか加入できません。

また、全国宅地建物取引業協会連合会や公益社団法人全日本不動産協会に加入する不動産仲介業者が取り扱う中古住宅を購入し、トラブルが発生した場合は、それぞれの団体が売主と買主、不動産仲介業者の間に入るなどして解決に努めてくれます。

そのため、中古住宅を購入する際は、ハトやウサギのマークが付いた宅地建物取引業者が取り扱う物件を選べば、最低限の真っ当な売買が期待できます。

なお、ハトのマークやウサギのマークが付いている不動産仲介業者は、それぞれの団体のホームページ内に設けられたページ「【ハトマークサイト】不動産会社を探す」と「会員検索で登録会員を探すことができます | 公益社団法人 全日本不動産協会」より検索することが可能です。

真っ当に営業する不動産業者の見分け方。ハトやウサギのマークがあるか確認する

まとめ - 「国土交通省ネガティブ情報等検索サイト」も役立つ

中古住宅の購入を希望するものの、不動産仲介業者による詐欺に遭うのではと不安な方へ向けて、真っ当に営業する業者の見分け方をご紹介しました。

不動産仲介業は勝手に営業できず、国土交通大臣や都道府県知事から取得した宅地建物取引業の免許が必要で、法令に違反した不動産売買を斡旋すると免許が取り消されます。

また、ハトやウサギのマークが付いた不動産仲介業者が取り扱う中古住宅を購入しつつトラブルが発生した場合は、全国宅地建物取引業協会連合会や公益社団法人全日本不動産協会が解決に努めてくれます。

そのため、中古住宅を購入する際は、宅地建物取引業の免許を取得しつつ営業する、ハトやウサギのマークが付いた不動産仲介業者が取り扱う物件を選ぶように心掛けてください。

そうすれば、最低限の不安を払拭できます。

また、「国土交通省ネガティブ情報等検索サイト 宅地建物取引業者」では、過去に行政処分を受けた宅地建物取引業者を検索することが可能です。

はじめての中古住宅の購入を予定しつつ、その物件を取り扱う宅地建物取引業者の態度に不安を感じる場合は、こちらもご活用ください。

なお、ご紹介した真っ当な不動産業者の見分け方は、あくまで参考であり、宅地建物取引業の免許を取得し、ハトやウサギのマークが付いた不動産仲介業者であっても、必ず安心できるというわけではありません。

宅地建物取引業の免許を取得した不動産仲介業者が取り扱う物件を選んだものの、売買契約などの内容を十分に把握しないまま購入し、失敗したと嘆く方が大勢いらっしゃいます。

よって、不動産を購入する際は、真っ当に営業する不動産仲介業者が取り扱う物件を選ぶとともに、中古住宅に関する本を読むなどして、不動産売買に関する知識を高めておくことも大切です。

ご紹介した内容が、中古住宅の購入を希望する皆様に役立てば幸いです。失礼いたします。