中古住宅を購入する際の確認事項。売買契約書のチェックポイント

中古住宅を購入する際の確認事項。売買契約書のチェックポイント

中古住宅を購入する際は、たくさんの確認事項がありますが、もっとも確認すべきことのひとつが売買契約書の内容です。

売買契約書は一見複雑で、はじめて不動産を購入する方は戸惑いますが、内容を把握すれば、さほど難しくありません。

はじめて中古住宅を購入する方へ向けて、売買契約書に書かれている主な内容をご紹介しつつ、それぞれの確認事項をわかりやすく解説しましょう。

1. 代金や手付金の支払いに関すること

売買契約書には、中古住宅の代金の支払日や支払い方法に関すること、手付金に関する取り決めが記載されています。

現金で中古住宅を購入する際は、代金の支払日に関する取り決めなどは気になりませんが、住宅ローンで購入する場合は重要です。

たとえば、住宅ローンで中古住宅を購入する際は、売買契約を締結した後に金融機関に審査を申し込み、審査に通った後に融資が実行されるため、決済日は慎重に判断しなくてはなりません。

また、中古住宅を購入する際は、代金の決済方法を問わず、売買契約を締結する際に売主に手付金を支払うのが通例で、手付金を支払った後に売主が売買をキャンセルした場合は、手付金を取り返さなければなりません。

そのため、売買契約を締結する際は、売買契約書に書かれている代金や手付金の支払い方法を確認し、納得できる内容か判断することが大切です。

中古住宅を購入する際の確認事項1「代金や手付金に関すること」

2. 床面積や土地の広さに関すること

売買契約書には、購入する中古住宅の床面積や、中古住宅が建つ土地の広さが記載されています。

売買契約書に書かれている床面積や土地の面積といえば、間違いがないように感じますが、実測値と異なる場合があるため注意が必要です。

売買契約書には80㎡と記載されている中古住宅の床面積の実測値が79㎡の場合は大して気になりませんが、30坪と記載されている土地の実測値が25坪であれば問題です。

そのため、中古住宅を購入するために売買契約を締結する際は、売買契約書に記載されている中古住宅の床面積や土地の広さを確認し、それらが実測値であるか、実測値でない場合は、実測値と大きく異なる場合の代金の決済方法に関する取り決めが記載されているか確認することが大切です。

中古住宅を購入する際の確認事項2「床面積や土地の広さに関すること」

3. 引き渡し時期に関すること

売買契約書には、買主から売主に代金が支払われた後に、中古住宅が引き渡される時期が記載されています。

通常であれば即引き渡されますが、売主が居住中である中古住宅を購入した場合は、状況に応じて引き渡し時期が変わるため注意が必要です。

たとえば、買主から支払われた代金を以て売主が引っ越す場合は、引き渡し時期は後になります。

買主が賃貸住宅に住んでいる状況で中古住宅を購入し、引き渡し時期が延期になるなどすれば、中古住宅を購入したにもかかわらず、買主は家賃を負担し続けなければなりません。

そのため、中古住宅を購入するために売買契約を締結する際は、売買契約書に記載されている引き渡し時期に関する取り決めを確認し、スケジュールに無理がないか確認することが大切です。

中古住宅を購入する際の確認事項3「引き渡し時期に関すること」

4. 欠陥が見つかった場合の修繕費用の負担者に関すること

通常の不動産売買の契約において、中古住宅の引き渡しを受けた後に雨漏りやシロアリによる食害などの瑕疵(欠陥)が見つかった場合は、売主が修繕費用を負担します。

これを瑕疵担保責任と呼び、売買契約書には瑕疵担保責任に関する取り決めが記載されていますが、築年数が古い中古住宅などを購入すると、売主が瑕疵担保責任を免れることを約束した「瑕疵担保責任免責」という取り決めが売買契約に盛り込まれることがあります。

瑕疵担保責任免責が付いた中古住宅を購入すると、中古住宅の引き渡しを受けた後に瑕疵が見つかった場合は、買主が修繕費用を負担しなくてはなりません。

そのため、中古住宅を購入する際は、売買契約書に記載されている瑕疵担保責任に関する取り決めを確認することが大切です。

中古住宅を購入する際の確認事項4「欠陥が見つかった場合の修繕費用の負担者に関すること」

まとめ - 最も大切なのは、分からないことがないか確認すること

はじめて中古住宅を購入する方へ向けて、売買契約書に書かれている主な内容を解説しつつ、それぞれの確認事項をご紹介しました。

売買契約書には、代金や手付金の支払いに関すること、床面積や土地の広さに関すること、引き渡し時期に関すること、欠陥があった場合の修繕費用の負担者に関することなどが記載され、どれも重要です。

そして、売買契約は売買契約書に署名捺印することにより締結され、一度結ばれた売買契約は簡単にキャンセルできません。

そのため、中古住宅を購入する際は、売買契約書を隅々まで読み、不明瞭な文面がないか確認することが最も大切です。

不明瞭な文面があれば、購入を希望する中古住宅を仲介する不動産業者に内容を確認し、納得できない場合は、売買契約書の内容を変更するように努めてください。

売買契約や売買契約書の内容は、法令などに触れない限り自由に取り決めできます。