築年数が古い中古マンションのお勧めリフォーム箇所はどこ?

築年数が古い中古マンションを購入したい。お勧めのリフォーム箇所はどこ?

築年数が古い中古マンションは、お手頃価格で魅力的です。

お手頃価格の中古マンションを購入し、余った予算でリフォームすれば、清潔感あふれる新生活を楽しめます。

そこで、今回の「誰でもわかる不動産売買」では、築年数が古い中古マンションの購入を希望する方へ向けて、お勧めのリフォーム箇所と費用の目安、リフォームを実施する際の注意点をご紹介しましょう。

1. 浴室のリフォーム(費用の目安:60~160万円程度など)

築年数が古い中古マンションは、お風呂場の壁や床がタイル仕上げのことがあり、タイル貼りの浴室は、冬場に寒く着いて入浴できません。

また、バスルームが新しければ、仕事の疲れが取れやすく、毎晩リラックスできます。

よって、築年数が古い中古マンションを購入する際は、お風呂場をユニットバスに交換するリフォームを実施するのがお勧めです。

中古マンションのお風呂場のリフォーム費用は、新しく導入する浴槽のサイズやグレード、依頼するリフォーム店などにより異なりますが、おおむね60~160万円程度となっています。

注意点:できれば早急にリフォームしたい

築30年などを超える中古マンションは、浴室に引き込まれている給水管や排水管が老朽化することにより破損し、階下の部屋に漏水していることがあります。

階下に漏水すると、階下の住人に迷惑が掛かるため、早急にリフォームしなくてはなりません。

中古マンションの浴槽のリフォームは、1週間~10日程度の日数を要し、リフォーム中は入浴できず、作業員が部屋に出入りするため外出もできません。

そのため、築年数が古く、なおかつ、過去に一度も浴室がリフォームされていない中古マンションを購入する場合は、可能であれば入居前に浴室のリフォームを済ませ、リフォーム完了後に入居するのが理想です。

築年数が古い中古マンションの浴室をユニットバスにリフォームした様子

2. キッチンのリフォーム(費用の目安:80万円程度から)

築年数が古い中古マンションのキッチンは、大抵は流し台です。

流し台

流し台も悪くはありませんが、システムキッチンにリフォームすれば作業スペースが広がり、料理を作るのが楽になります。

システムキッチン

最近の主流であるシステムキッチン

流し台をシステムキッチンにリフォームする費用は、新しく導入するシステムキッチンのサイズやグレード、依頼するリフォーム店などにより異なりますが、安ければ80万円程度です。

当サイトでは、キッチンを安くリフォームする秘訣をご紹介するコンテンツも公開中で、「中古物件のキッチンを格安でリフォームする秘訣(丸ごと綺麗に!)」よりご覧いただけます。

お時間のある方は、ぜひご覧ください。

注意点:給水管も新調したい

最近の住宅の給水管は、塩化ビニルなどで作られていますが、築年数が古い住宅の給水管は金属製です。

塩化ビニル製の水道管は錆びませんが、金属製の水道管は老朽化により内側に錆が生じ、水道水に赤錆が混じることがあります。

よって、キッチンをリフォームする際は、給水管も新調するのが理想です。

キッチンをリフォームすると同時に水道管を新調すると、20~30万円程度の追加費用が発生しますが、安心して水道水を使用できます。

ただし、中古マンションの構造によっては、部屋に引き込まれている全ての水道管の新調は難しいことがあるため注意してください。

3. 壁紙の貼り替え(費用の目安:5万円程度から)

最も費用が安く済み、それでいて部屋が見違えるのが壁紙のリフォームです。

中古マンションの壁紙の貼り替えに要するリフォーム費用は、新しく貼る壁紙のグレードなどにより異なりますが、6帖の部屋で5万円程度から、10帖の部屋で8万円程度からが目安となっています。

なお、壁紙のリフォーム費用は、部屋数が多いほど割安になるため、全ての部屋をまとめてリフォームするのが理想です。

また、仕上がりを気にしないのであれば、壁紙はDIYでも貼り替えできます。

よって、予算を抑えつつ部屋を綺麗にしたい場合は、ホームセンターで壁紙や道具を購入しつつ、ご自分でリフォームするのがお勧めです。

注意点:GL工法もリフォームしたい

GL工法とは、GLボンドと呼ばれる石膏系の接着剤を用いて壁を仕上げる工法を表します。

中古マンションでよく見かけるGL工法

GL工法は、施工が簡単で工費が安いというメリットがあり、築年数が古い中古マンションで多く見かける工法ですが、壁内で隣室や上階、下階から漏れる生活音が反響し、騒音が大きくなるというデメリットがあります。

そのため、GL工法が採用された中古マンションを購入する場合は、壁紙の貼り替えだけではなく、既存の壁を撤去しつつ壁内のGL団子を剥がし、新しい壁を作るリフォームを実施するのが理想です。

GLボンドを撤去しつつ新しい壁を作るリフォームの費用の目安は、6帖の部屋で30万円程度から、10帖の部屋で35万円程度からとなっています。

なお、購入を希望する中古マンションにGL工法が採用されているか否かは、その壁を指で叩けば判断することが可能です。

指でコンコンと壁を叩き、時には空洞のような音が鳴り、時にはコンクリートを叩くような音が鳴る場合は、GL工法が採用されている可能性が高いといえます。

4. フローリングへのリフォーム(費用の目安:10万円程度から)

築年数が古い中古マンションの床材は、大抵は絨毯かクッションフロアです。

絨毯はダニや臭いが気になることがあり、クッションフロアは耐水性に優れるものの高級感がありません。

よって、床材が絨毯やクッションフロアの中古マンションを購入する場合は、床材をフローリングに変更するリフォームがお勧めです。

床材をフローリングにするリフォームの費用の目安は、導入するフローリングのグレード、依頼するリフォーム店などにより異なりますが、6帖の部屋で10万円程度から、10帖の部屋で15万円程度からとなっています。

注意点:防音性の高いフローリングを選ぶ

フローリングは木で作られているだけに衝撃吸収力が弱く、絨毯やクッションフロアより階下に足音が伝わりやすいのが欠点です。

そのため、中古マンションを購入しつつフローリングを導入するリフォームを実施する場合は、マンション向けの防音タイプのフローリングを選ぶのが理想です。

防音タイプのフローリングは、裏側に衝撃吸収材が貼られ、通常のフローリングより階下に足音が伝わりにくく、さほど値段も変わりません。

なお、衝撃吸収タイプのフローリングを使用しても、階下に足音が伝わりやすいことがあります。

そのため、小さなお子様がいらっしゃる場合は、フローリングへのリフォームは諦め、クッションフロアを新調するなどし、階下への配慮を忘れないように心掛けることが大切です。

中古マンションを購入した方の中には、クッションフロアからフローリングにリフォームしつつ入居したものの、階下から騒音に関するクレームがあり、止むを得ずクッションフロアに戻すリフォームを実施する方もいらっしゃいます。

中古マンションをフローリングにリフォームした様子

まとめ - リフォームの際は、近隣への挨拶を忘れずに

築年数が古い中古マンションの購入を希望する方へ向けて、お勧めのリフォーム箇所や費用の相場、リフォームを実施する際の注意点をご紹介しました。

築年数が古い中古マンションは価格がこなれているため、余った予算をリフォームにまわせば、綺麗な部屋に入居しつつ新生活を満喫できます。

ただし、キッチンをリフォームする際は給水管も交換する、可能であれば壁紙を貼り替えるだけではなくGLボンドも撤去するなど、様々な注意点があるため気をつけてください。

なお、マンションは全ての部屋が繋がっているだけに工事の音が響きやすくなっています。

そのため、中古マンションを購入しつつリフォームを実施する際は、管理組合や近隣への挨拶を忘れないように心掛けてください。

マンションは、近隣と仲良くすることが長く住み続ける秘訣です。