住宅ローンの借り換えで後悔しないための5つの秘訣

住宅ローンを借り換えて後悔しないための5つの秘訣

今より金利が低い住宅ローンに借り換えれば、総支払額を減らしつつ、現在や老後の生活を豊かにすることが可能です。

しかし、住宅ローンを借り換えた方の中には、借り換えるために手間が掛かったものの、思っていたほど返済額が減らず、手続きが面倒なだけだったと後悔している方もいらっしゃいます。

そこで、今回の「誰でもわかる不動産売買」は、住宅ローンの借り換えを検討する方へ向けて、借り換えて後悔しないための5つの秘訣をご紹介しましょう。

1. 借り換える際は「焦らない・下調べする・諸費用の調査」が大切

住宅ローンを上手に借り換えれば、総支払額を減らしつつ、生活を楽にできます。

しかし、住宅ローンを借り換えるためには、たくさんの手間が掛かるため、十分に金利が低い住宅ローンに借り換えなければ、労力に見合った見返りがありません。

住宅ローンの借り換えで後悔しないための5つの秘訣をご紹介します。

その1. とにかく焦らない

住宅ローンの借り換えで後悔しないための1つ目の秘訣は、じっくりと腰を据えて臨むこと、すなわち、焦らないことです。

住宅ローンの借り換えを促す金融機関の宣伝を見ると、借り換えれば、すぐにメリットがあると謳い、思わず飛びつきそうになりますが、今より十分に金利が低い住宅ローンに借り換えなければ、返済額が思うように減らず、必ず後悔します。

また、住宅ローンを借り換えるためには、初めて住宅ローンを借りるときと同じく審査が必要で、抵当権を設定し直す必要があるなど、たくさんの労力が必要です。

よって、住宅ローンの借り換えを検討する際は、現在返済中の住宅ローンの残高を確認し、どの程度金利が低い住宅ローンに借り換えれば、効率よく返済額を減らせるか、落ち着いて考えてください。

現在返済中の住宅ローンの残高は、フラット35を利用している場合は住宅金融支援機構に、民間ローンを利用している場合は金融機関に電話などで問い合わせれば、すぐに把握できます。

なお、住宅ローンを借り換えるためには、多くの労力を必要とするとご紹介しましたが、当サイトでは、借り換えの流れを紹介するコンテンツ「住宅ローンの借り換えの流れを解説。低金利にして返済額を減らす」も公開中です。

お時間のある方は、ぜひご覧ください。

その2. 複数でシミュレーションし、借り換え先を慎重に選ぶ

様様な金融機関で住宅ローンの借り換えが商品化されているため、どの住宅ローンに乗り換えるべきか迷いますが、現在返済中の住宅ローンより十分に金利が低い住宅ローンに乗り換えなければ、借り換えるメリットを活かしきれません。

そして、住宅ローンの借り換えを商品化する多くの金融機関は、借り換えることにより、今よりどれくらい返済額を下げられるか、公式サイト内でシミュレーションできます。

よって、住宅ローンを借り換えする際は、複数の金融機関の公式サイト内でシミュレーションしつつ、借り換える住宅ローンを慎重に選ぶことが大切です。

なお、様様な金融機関の公式サイトで借り換えをシミュレーションできるとご紹介しましたが、三菱UFJの公式サイト内のシミュレーションページは「三菱UFJ銀行 お借り換えシミュレーション」にて、楽天銀行の公式サイト内のシミュレーションページは「楽天銀行 住宅ローンシミュレーション」にてご覧いただけます。

その3. 借り換えを希望する金融機関で相談する

住宅ローンの借り換えを商品化する、複数の金融機関の公式サイトでシミュレーションを繰り返せば、借り換えで減らせる返済額を把握しつつ、借り換える住宅ローンを絞り込めます。

しかし、シミュレーションだけでは確実ではありません。

よって、シミュレーションで借り換える金融機関を絞り込んだ後は、その金融機関に電話したり、店頭に出向くなどして、減らせる総支払額を担当者に直接確認することが大切です。

そうすれば、住宅ローンの借り換えで後悔するリスクを減らすことができます。

なお、金融機関に問い合わせる際は、現在返済中の住宅ローンの残高や、返済計画書などが手元にあれば、減らせる返済額をスムーズに知ることが可能です。

その4. 諸費用がいくら掛かるか把握する

借り換える際は、住宅ローンを初めて利用するときと同じく、融資事務手数料や登録免許税、司法書士への報酬など、様様な諸費用がかかります。

また、借り換える際は、現在返済している住宅ローンの全額を繰り上げ返済することになりますが、繰り上げ返済自体にも数千円から3万円程度の費用が必要です。

それらの諸費用の総額は、多い場合は借り入れ金の1.5%程度、少ない場合でも20万円~30万円と高額になります。

諸費用が高くつき、総支払額が増えてしまうようでは、借り換える意味がありません。

よって、借り換えをする際は、借り換えを希望する金融機関に電話をするなどして、借り換えるために必要な諸費用を問い合わせつつ、諸費用を含めた総支払額を確認することが大切です。

なお、借り換えるための諸費用が高額な住宅ローンは金利が低く、諸費用が少額な住宅ローンは金利が高いことが通例のため、諸費用の額だけで住宅ローンの優劣を決めないように注意してください。

また、借り換える金融機関により異なりますが、諸費用は借り入れ金に上乗せしたり、貸出金から差し引くこともできます。

その5. 借り換えできる条件を確認する

今より金利が低い住宅ローンに借り換えれば、返済額を減らせますが、借り換えを商品化する金融機関は、借り換えできる方の条件を定め、公式サイトで公開しています。

借り換えできる方の条件は、金融機関により異なりますが、大抵の場合、過去1~2年以内に住宅ローンの返済を遅延したり、転職をしていると、残念ながら借り換えできません。

よって、住宅ローンの借り換えを申し込む際は、借り換えを希望する金融機関の公式サイトで、借り換えできる条件を確認することが大切です。

そうすれば、借り換えを申し込んだ挙げ句、審査に通らないなど、無駄な労力を省くことが可能で、後悔せずに済みます。

2. 借り換えで減る返済額を具体的に計算すると?

今より金利が低い住宅ローンに借り換えれば、総支払額を少なくできるとご説明しました。

しかし、この説明には具体性がなく、どれくらい総支払額を減らせるかなどの紹介もないため、説得力がありません。

そこで、住宅ローン残高が2000万円、残り返済期間が20年、固定タイプで2.5%の金利で借り入れする方が、固定タイプで金利1.35%の住宅ローンに借り換えた場合における、毎月やボーナス時の返済額、総支払額の差の計算例をご紹介します。

金利2.0%から1.35%の住宅ローンに借り換えた場合の返済額の差

  残高 返済期間 毎月の返済額 ボーナス返済額 総支払額
金利2.5%
(借り換え前)
2000万円 20年 79,485円 152,277円 25,460,639円
金利1.35%
(借り換え後)
2050万円
(諸費用込み)
20年 73,730円 143,052円 23,417,144円
差額     5,755円 16,555円 2,043,495円

返済はどちらも元利均等方式

以上が住宅ローンを借り換えることにより減る返済額の例で、総支払額には、2,043,495円もの差があります。

このように、住宅ローンを上手に借り換えれば、返済額を大幅に減らすことが可能です。

3. 借り換え後も、住宅ローン控除が受けられる

住宅ローンを借り換えて後悔しないための5つの秘訣をご紹介しました。

住宅ローンを借り換えるためには、たくさんの書類を揃えたり、審査に通る必要があるため、申し込んで後悔する方も多くいらっしゃいます。

しかし、入念に下調べしつつ、借り換える住宅ローンを慎重に検討し、無事に借り換えることができれば、今より返済額を減らしつつ、生活を楽にすることが可能です。

そのため、住宅ローンを借り換える際は、ご紹介した秘訣を参考に、焦らず借り換え先を検討し、後悔せずに済むように務めてください。

なお、住宅ローン控除を受けている場合は、借り換え後も引き続き受けることができます。

ただし、住宅ローン控除を受けられる期間は、最初の住宅ローンを返済し始めてから10年間と定められているため、注意してください。