低金利にして家計を楽に! 住宅ローンの借り換えの流れを解説

住宅ローンの借り換えの流れを解説

10年前の住宅ローンの金利といえば、固定タイプが3.0%前後、変動タイプが1.7%前後でしたが、2018年現在、固定タイプは1.35%前後、変動タイプは0.6%前後と大幅に低くなっています。

そのため、10年前に住宅ローンを組んだ人は、いつまでも高い金利を支払う必要があり、旨味がありません。

そこでお勧めするのが、住宅ローンの借り換えです。

現在、返済している住宅ローンから、最近の金利が低い住宅ローンに借り換えれば、返済総額を少なくすることが可能で、貯蓄を増やしつつ、老後の生活を楽にできます。

そこで、今回の「誰でもわかる不動産売買」は、現在返済中の住宅ローンの金利が高いと感じている方へ向けて、住宅ローンを借り換える流れをご紹介しましょう。

1. 住宅ローンを借り換える流れを6つのステップで解説

現在返済中の住宅ローンの金利が高いと感じる方へ向けて、住宅ローンを借り換える流れを5つのステップでご紹介しましょう。

なお、以下にご紹介する借り換えの流れは一般的なものであり、借り換えをする金融機関により異なるため、注意してください。

ステップ1. 現在のローン残高を確認する
住宅ローンを借り換える主な理由は、今より金利を低くして、返済総額を抑えるためです。

そのため、借り換える際は、現在返済中の住宅ローンより金利が低く、返済総額が安くなる住宅ローンを選ばなければ意味がありません。

よって、住宅ローンを乗り換える流れの1つ目のステップは、現在返済中の住宅ローンの残高を確認し、残りの返済総額を知ることです。

なお、現在返済中の住宅ローンがフラット35の場合は、フラット35のお客様コールセンターに電話をすれば、住宅ローン残高を確認することが可能で、詳細は「残高の照会・残高証明の発行:住宅金融支援機構」にてご確認いただけます。
ステップ2. 借り換える住宅ローンを探す
住宅ローンを借り換える流れの2つ目のステップは、借り換える住宅ローンを探し、決定することです。

ステップ1でもご紹介したとおり、借り換えをする際は、現在返済中の住宅ローンより金利が低く、返済総額が安くなる住宅ローンを選ばなければ意味がありません。

住宅ローンの借り換えを促す金融機関は、大抵の場合、公式サイト内で「借り換えシミュレーション」を実施しているため、大した手間を必要とせず、今より返済総額を安くできる住宅ローンを探すことが可能です。
ステップ3. 事前審査に申し込む
住宅ローンを借り換えする際は、はじめて住宅ローンを組む際と同じく、事前の審査と本審査が必要です。

よって、住宅ローンを借り換える流れの3つ目のステップは、金融機関への事前審査の申込みとなります。

住宅ローンの借り換えを促す金融機関は、大抵の場合、ネットで事前審査を申し込むことが可能ですが、都市銀行などで実店舗がある場合は、店頭でも事前審査に申し込むことが可能です。

なお、事前審査の際は、前年度の年収や家族構成、勤務先の概要、現在返済中の住宅ローンの残高などを金融機関に知らせる必要があるため、源泉徴収票や会社案内、住宅ローンの返済計画書などがあると、スムーズに申し込みできます。
ステップ4. 正式な申し込みと本審査
事前審査に通過すれば、金融機関からご自宅へ申込書類が郵送されます。

それらの書類に必要事項を記入し、必要書類を添付しつつ返送する、または、都市銀行などで実店舗がある場合は、実店舗に書類を持参すれば、住宅ローンの借り換えの正式な申し込みが完了します。

正式な申込みが完了次第、約2週間程度で本審査が行われ、本審査に通れば融資の実行です。

なお、本審査の際に必要な書類は、該当する住宅の建築確認書類や売買契約書などとなっています。
ステップ5. 全額繰上返済の申し込み
本審査に通れば、借り換える金融機関から通知があります。

通知後は、現在返済中の住宅ローンを実施する金融機関に、全額繰上返済を申し込みし、受理されれば、借り換える金融機関にその旨を連絡し、借り換え準備の完了です。

なお、金融機関により異なりますが、繰り上げ返済の際に、数千円から3万円程度の手数料を請求されることがあるため、注意してください。
ステップ6. 融資実行
住宅ローンを借り換える流れの6つ目のステップは、いよいよ融資の実行です。

借り換える金融機関から融資が実行されると同時に、以前利用していた金融機関に繰上返済が行われ、住宅に新たな抵当権が設定されるなどして、借り換えが完了します。

融資が実行される際は、住民票や印鑑証明書などの書類が必要です。

また、融資が実行される際は、司法書士への報酬手数料、金融機関への融資事務手数料などの諸費用も支払う必要があります。

諸費用は金融機関により金額が異なり、借り入れ金の1.5%程度~20万円程度と高額ですが、あまりに諸費用が高額になる場合は、借り入れ金に上乗せされたり、融資額から差し引かれるため、借り換えのための諸費用に不自由する心配はありません。

2. 返済を遅延したことがある場合は、借り換えできない

現在返済中の住宅ローンより金利が低い住宅ローンに借り換えれば、返済総額を抑えることができますが、以下の事項に該当する場合は、借り換えることができないため、注意してください。

現在の住宅ローンの返済を遅延したことがある場合
借り換えを申し込む金融機関により異なりますが、過去1年~2年以内に、現在利用する住宅ローンの返済を遅延した経験がある場合は、借り換えができないことがあります。
過去1年以内に転職している場合
借り換えを申し込む金融機関により異なりますが、過去1年~2年以内に転職し、勤務先が変わった場合は、借り換えを申し込めない、または、申し込んでも審査に通らない場合があります。
収入合算や夫婦ペアローンを利用している場合
借り換えを申し込む金融機関により異なりますが、ご夫婦や親子などで収入を合算しつつ住宅ローンを借り入れたり、夫婦ペアローンを利用している場合は、借り換えできない場合があります。

また、借り換えできる場合も、合算者やご夫婦で借り換えの審査に申し込む必要があるため、注意してください。

なお、当サイトでは、収入合算についてご紹介するコンテンツ「収入合算の3つのデメリット。団信やローン控除が受けられない!?」も公開中です。

お時間のある方はご覧ください。

3. 借り換え時に返済期間を短くすれば、より返済総額を少くできる

住宅ローンを借り換える流れをご紹介しました。

10年前など、金利が高い頃に住宅ローンを組み、最近の金利の低さが気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてください。

また、住宅ローンを借り換える際は、現在返済中の住宅ローンより、返済期間を短く設定することも可能です。

返済期間を短くすれば、支払う金利が少なくなり、その結果、より効果的に返済総額を減らすことができるため、借り換えを検討する場合は、返済期間の短縮も視野に入れるのがお勧めです。

なお、借り換えを申し込む金融機関により異なりますが、大抵の場合は、現在返済中の住宅ローンより返済期間を長く設定することができないため、注意してください。