基準地価とは?調べ方など解説

基準地価とは?調べ方などイラスト付きで解説

基準地価とは、毎年9月ごろに各都道府県の知事が公表する、日本全国各地に点在する約3万か所の土地の適正価格です。

基準地価の意味をイラスト付きで解説し、基準地価の調べ方や公示地価との違いなどもわかりやすくご説明しましょう。

目次

1. 基準地価とは、全国各地に点在する約3万か所の土地の適正価格

冒頭でご説明したとおり、基準地価とは、毎年9月ごろに各都道府県の知事が発表する、日本全国各地に点在する約3万か所の土地の適正価格です。

ただし、土地の値段は主に坪単価で表現されますが、基準地価は1㎡あたりの価格のため留意してください。

基準地価とは

基準地価は、不動産鑑定士が行う調査などにより決定され、発表された基準地価は、主にその周辺の土地が売買される際の価格の目安として活用されます。

たとえば、基準地価が10万円の土地の近くに所在する100㎡の土地が売買される際は、1,000万円(10万円×100㎡=1,000万円)の値が付けられるという具合です。

基準地価は、その近くの土地が売買される際の価格の参考などとして役立てられる

とはいうものの、必ず基準地価を参考に値段を付ける必要はなく、相場より高く売りたい場合や、安くとも早急に売却したい場合などは、自由に値段を付けて構いません。

なお、基準地価が公表される約3万か所の土地を基準地と呼びます。

基準地とは

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2. 基準地価の調べ方

基準地価とは、毎年9月ごろに公表される、全国に点在する約3万か所の土地の適正価格です。

そこで気になるのが、基準地価の調べ方ですが、思いのほか簡単です。

ここから、基準地価の調べ方をイラスト付きでわかりやすくご説明しましょう。

皆さんがお住まいになられている場所や、将来購入したい土地があるエリアの基準地価など、是非お調べになってください。

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1. 標準地・基準地検索システムを見る

まずは、国土交通省のサイトである「標準地・基準地検索システム」を見ます。

同サイトをPCで見ると緑を基調とした日本地図が、スマートフォンで見ると都道府県や検索条件を指定する以下のような画面が表示されます。

基準地価を調べることができる「標準地・基準地検索システム」の様子

そして、PCで同サイトを見ている方は、日本地図をクリックしつつ基準地価を調べたい都道府県をお選びください。

また、スマートフォンで同サイトをご覧になっている方は「検索地域選択」に設けられているプルダウンメニューから、基準地価を調べたい都道府県と市区町村をお選びください。

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2. 検索条件指定から「都道府県地価調査のみ」を選ぶ

基準地価を調べたい場所の指定が完了すれば、続いて「検索条件指定(または検索条件選択)」というメニューから検索条件を指定します。

検索条件の指定は、「対象」という項目にある「都道府県地価調査のみ」にチェックを入れるだけで構いません。

「対象」という項目には「地価公示のみ」「都道府県地価調査のみ」「地価公示・都道府県地価調査の両方」という3つのチェックボタンがありますが、必ず「都道府県地価調査のみ」にチェックを入れてください。

基準地価を調べる際は、必ず「都道府県地価調査のみ」にチェックを入れる

「都道府県地価調査のみ」にチェックが入っていることが確認できれば、画面の下部にある「検索ボタン」をクリック、またはタップします。

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3. 基準地価を確認する

検索ボタンを押せば、以下のような表が現れます。

基準地価が記された表

表に含まれる「住居表示」が基準地(基準地価が公表された土地)の住所であり、「価格(円/m2)」が基準地価です。

以上が基準地価を調べる方法でした。

特に難しくはないため、どうぞご活用ください。

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3. 基準地価と公示地価の違い

基準地価とは、都道府県の知事が公表する、日本全国各地に点在する約3万か所の土地の適正価格です。

そして、基準地価と似た不動産用語に公示地価という言葉がありますが、公示地価とは、国土交通省が公表する、日本全国各地に点在する約2万6千か所の土地の適正価格となっています。

ここから、基準地価と公示地価の違いをわかりやすくご説明しましょう。

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基準地価

基準地価は、毎年9月ごろに各都道府県の知事が発表する、日本全国各地に点在する約3万か所の土地の1㎡あたりの適正価格です。

基準地価は毎年9月ごろに発表されますが、その価格は7月1日時点の適正価格となっています。

そして、基準地価が発表される約3万か所の土地を基準地と呼びます。

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公示価格

公示地価は、毎年3月ごろに国土交通省が発表する、日本全国各地に点在する約2万6千か所の土地の1㎡あたりの価格です。

公示地価は毎年3月ごろに発表されますが、その価格は1月1日時点の適正価格となっています。

そして、公示地価が発表される約2万6千か所の土地を標準地と呼びます。

なお、標準地と基準地(基準地価が発表される土地)の場所は重なりません。

公示地価の詳細や調べ方は、当サイトのコンテンツである「公示価格とは? 調べ方などわかりやすく解説」にてイラスト付きでご説明中です。

お時間のある方は、是非ご覧ください。

基準地価と公示地価の違い

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まとめ - なぜ基準地価は発表される?

基準地価をイラスト付きわかりやすく解説し、基準地価の調べ方や公示地価との違いなどもご説明しました。

基準地価とは、各都道府県の知事が毎年9月ごろに公表する、全国各地に点在する約3万か所の土地の適正価格です。

また、似た不動産用語に公示地価という言葉がありますが、公示地価は国土交通省が毎年3月ごろに公表する、日本全国各地に点在する約2万6千か所の土地の適正価格となっています。

そして、基準地(基準地価が公表される場所)と、標準地(公示地価が公表される場所)は重なりません。

つまり、国土交通省と都道府県は、合計すると毎年5万6千か所もの土地の適正価格を公表しているというわけです。

なぜ、国土交通省と都道府県は、費用を掛けつつ毎年5万6千か所もの土地の適正価格を公表しているのでしょうか。

理由は、土地の値段は自由に設定できますが、あまりに自由な価格で売買されると、投資目的で相場より高く売買される土地などが現れ、市場が安定しないためです。

たとえば、筆者がこの記事を作成する2020年5月現在、新型ウイルスによる騒動でマスクが高値で売買されていますが、そのように土地が一時的に高騰することなどがあると、家を建てたいと希望する方に土地が行き渡らなくなります。

そのため、国土交通省と都道府県は、毎年5万6千か所もの土地の適正価格を公表し、その周辺の土地が売買される際は、基準地価や公示地価を参考に値段を設定することを推奨しています。

よって、土地の購入を希望しつつ相場を知りたい場合は、その周辺の基準地価、または公示地価を調べるのが良いでしょう。

また、土地の売却を希望する場合は、その周辺の基準地価、または公示地価を参考に値段を設定するのが理想です。

最後に、基準地価と公示地価の違いを表でまとめましょう。

基準地価と公示地価の違い

名称 誰が発表する? 件数 地価が公表される土地の名称
基準地価 各都道府県知事 全国約3万か所 基準地
公示地価 国土交通省 全国約2万6千か所 標準地

ご紹介した内容が、不動産の売買を希望する皆様のお役に立てば幸いです。失礼いたします。

記事公開日:2020年5月

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