公示価格とは?わかりやすく解説!

公示価格とは? わかりやすく解説

公示価格とは、毎年3月に国が発表する日本全国各地の土地の1㎡あたりの価格を表します。

また、公示地価や地価公示価格という不動産用語もありますが、その意味は公示価格と同じです。

公示価格の意味をご説明し、令和元年における公示価格のベスト3や、あなたの街の公示価格を調べる方法、地価公示法の意味をわかりやすくご説明しましょう。

1. 公示価格とは、国が公表する1㎡あたりの土地の価格

公示価格とは、国土交通省が公表する1㎡あたりの土地の価格です。

公示価格とは、国土交通省が公表する1㎡あたりの土地の価格

たとえば、毎年3月下旬ごろにニュースや新聞で「今年の公示価格が発表され、最も地価が高いのは東京都中央区銀座4丁目の山野楽器銀座本店で5,500万円でした」などと報道されますが、その価格が公示価格です。

国土交通省は、毎年3月に全国約2万6千箇所の公示価格を発表し、その周辺の土地が売買される際は、特殊な事情がない限り公示価格に基づいて価格が設定されるのが望ましいと推奨しています。

なお、土地は「坪あたり100万円」などと表現されますが、1坪は約3.3㎡であり、公示価格は1㎡あたりの価格です。

つまり、東京都中央区銀座4丁目の山野楽器銀座本店が建つ土地の公示価格は毎年5,500万円などですが、坪単価に換算すると1坪あたり約1憶8千万円(5,500万円×3.3=約1憶8千万円)ということになります。

また、公示価格のほかに公示地価、地価公示価格という不動産用語も見聞きしますが意味は同じであり、どれも地価公示法により毎年3月に国土交通省が発表する土地の1㎡あたりの価格を表します。

1-1. 令和元年の公示価格ランキング

公示価格とは、毎年3月に国道交通省が公表する、全国約2万6千箇所の土地の1㎡あたりの価格を表します。

ここから、Googleのストリートビューを用いつつ、令和元年における全国各地の公示価格のベスト3をご紹介しましょう。

3位 東京都中央区銀座2-6-7(公示価格:4,260万円)

公示価格の第3位は、東京都中央区銀座2-6-7で4,260万です。

東京都中央区銀座2-6-7

同住所には7階建てのビル「明治屋銀座ビル」が所在し、複数のお店やオフィスが入居中です。

ちなみに、明治屋銀座ビルのすぐ近くには、女性に人気のファッションブランド「ティファニー」の銀座本店が所在します。

2位 東京都中央区銀座5-4-3(公示価格:4,910万円)

公示価格の第2位は、東京都中央区銀座5-4-3で4,910万円です。

東京都中央区銀座5-4-3

同住所には、女性に人気のファッションブランド「COACH(コーチ)」など様々なお店が入居する5階建てのビル「対鶴館」が所在します。

1位 東京都中央区銀座4-5-6(公示価格:5,720万円)

公示価格の第1位は、東京都中央区銀座4-5-6で5,720万円です。

東京都中央区銀座4-5-6

同住所は東京メトロ銀座駅A9番出口のすぐそばで、テレビや新聞の公示価格に関するニュースでお馴染みの楽器店「山野楽器 銀座本店」が所在します。

2. 地価公示法とは? わかりやすく解説

地価公示法とは、土地の正常な売買価格を保つために、国が土地の適正な価格を公表することを定めた法律です。

たとえば、どのような土地も売主が自由に価格を設定できます。

しかし、それでは土地の価格が安定せず、相場より高く土地を購入したり、相場より安く土地を売るなどして損をする方が現れ、好ましくありません。

また、適正な価格で土地が売買されなければ経済が安定せず、国も発展しません。

そこで制定されたのが地価公示法であり、同法律では国道交通省や専門家などが日本全国各地の代表的な土地の1㎡あたりの価格を検討しつつ公表することが定められ、公表された土地の価格を「公示価格」や「公示地価」と呼びます。

そして、地価公示法では、土地が売買される際は公示価格に基づいて価格を設定するように努めなければならないと定めています。

地価公示法の全文は「電子政府の総合窓口e-Gov - 地価公示法」にて確認することが可能です。

3. 公示価格の調べ方

公示価格とは、国が公表する全国の代表地点の土地の価格であり、土地を売買する際は公示価格に基づいて価格を設定するように努めなければなりません。

そして、国が公表する全国の代表地点は約2万6千箇所にも及び、全国各地に点在しています。

ここから、あなたが住む街など、全国各地の公示価格を調べる方法をご紹介しましょう。

なお、国が公表する全国の各地の代表地点のことを「標準地」と呼びます。

3-1. 国土交通省のサイトを見る

全国各地に散らばる約2万6千箇所の公示価格は、国土交通省のサイト「国土交通省 標準地・基準地検索システム」にて無料で調べることができます。

同ページをパソコンで見ると日本地図が、スマートフォンで見ると都道府県や検索条件を指定する以下のような画面が表示されます。

国土交通省 標準地・基準地検索システム

そして、パソコンで「国土交通省 標準地・基準地検索システム」をご覧になった方は日本地図から公示価格を調べたい場所をお選びください。

また、スマートフォンで「国土交通省 標準地・基準地検索システム」をご覧になった方は、「検索地域選択」から公示価格を調べたい都道府県と市区町村をお選びください。

3-2. 検索条件指定から「地価公示のみ」を選ぶ

公示価格を調べたい場所の指定が済めば、続いて「検索条件指定(または検索条件選択)」というメニューから検索条件を指定します。

検索条件の指定は、「対象」という項目にある「地価公示のみ」にチェックを入れるだけで構いません。

「対象」という項目には「地価公示のみ」「都道府県地価調査のみ」「地価公示・都道府県地価調査の両方」という3つのチェックボタンがありますが、必ず「地価公示のみ」にチェックを入れてください。

検索条件選択では、必ず「地価公示のみ」にチェックを入れる

「地価公示のみ」にチェックが入っていることが確認できれば、画面の下部にある「検索ボタン」を押します。

3-3. 緑の表から公示価格を確認する

検索ボタンを押せば、緑を基調とした以下のような表が表示されます。

公示価格がわかる緑の表

緑の表に含まれる「住居表示」が住所であり、「価格(円/m2)」が公示価格です。

以上が公示価格を調べる方法でした。とても簡単なため、皆さんぜひ挑戦してください。

まとめ - 公示価格は、不動産を売買する際に役立つ

公示価格や地価公示法の意味、公示価格の調べ方などをわかりやすくご説明しました。

公示価格とは、毎年3月ごろに国土交通省が発表する、日本全国各地に点在する約2万6千箇所などの土地の1㎡あたりの価格です。

土地は自由な価格で売買できますが、地価公示法により、公示価格に基づいた価格で売買するように努めるべきであると定められています。

そして、日本全国各地に点在する約2万6千箇所の公示価格は、国土交通省のサイトで無料で調べることが可能です。

そのため、公示価格は不動産を売買する際に役立ちます。

たとえば、土地や土地を含む不動産(土地と建物がセットになっている物件など)の購入を希望するものの、相場より高いのではと疑問を抱く場合は、その不動産の近くの公示価格を調べれば、適正価格であるか判断することが可能です。

適正価格でないと判明すれば、値段交渉の際に役立ちます。

また、土地や土地を含む不動産を売却する際も公示価格は役立ちます。

たとえば、土地などの不動産の売却を希望するものの売値を決めかねる場合は、公示価格を参考にすればスムーズに決定できます。

不動産売買を希望するものの買値に疑問を抱いたり、売値を決めかねる場合は、公示価格を参考にしてください。