登記事項証明書とは?登記簿謄本との違いは?わかりやすく解説

登記事項証明書とは?どこで交付される?わかりやすく解説

登記事項証明書とは、登記簿と呼ばれる公の帳簿を写した書面です。

見本とイラストを交えつつ登記事項証明書をわかりやすく解説し、どこで交付されるか、交付の際に必要となる手数料はいくらか、登記事項証明書と登記簿謄本の違いなどをご説明しましょう。

目次

1. 登記事項証明書とは、登記簿を写した書面

それでは、登記事項証明書をわかりやすく解説しましょう。

その前に、登記事項証明書という不動産用語の冒頭にある「登記」の意味を理解してください。

登記とは、法務省の地方支部局である法務局に設置されている登記簿という公の帳簿に、その不動産の所有者などに関する情報を記す行為です。

登記とは?

品物は名前を書くことができますが、土地は記名できません。

また、建物は表札を付けることができますが、表札に記されている名前と所有者が一致しないことがあります。

そのため、不動産は、登記簿に所有者などに関する情報を記します。

たとえば、東京都杉並区1丁目1-1にある100㎡の土地を所有する鈴木太郎さんがいらっしゃったとしましょう。

その場合は、以下のように登記します。

登記の例

上記のように登記することにより、その土地が鈴木太郎さんの所有物であることが公に証明されます。

建物も同じであり、登記することにより所有者が明確になります。

日本中にはたくさんの不動産が存在し、それぞれに所有者が存在しますが、ほぼ全ての不動産は登記され、登記簿に所有者などに関する情報が記されています。

なお、一戸建てを所有する方は、一部例外を除き、土地と建物の両方を所有していますが、それに該当する場合、建物と土地の両方が個別に登記されているため留意してください。

土地と建物がセットになった一戸建てを所有する場合は、土地と建物の両方を個別に登記する必要がある

登記の意味は以上です。

皆さん、長くなりましたがご理解いただけましたでしょうか。

なお、登記簿は帳簿であるとご紹介しましたが、以前は帳簿であったものの、現在ではハードディスクなどを用いたデータベースに進化しているためご了承ください。

▲ 目次に戻る

1-1. あらためて登記事項証明書をわかりやすく解説

つづいて、登記事項証明書をわかりやすく簡単に解説しましょう。

登記事項証明書とは、登記簿を写した書面です。

先に、鈴木太郎さんが所有する土地のたとえ話をしましたが、その情報が記された登記簿を写した書面が登記事項証明書となります。

登記事項証明書とは?

上記のように登記事項証明書とは、登記簿に記されている情報を写した書面です。

住宅ローン控除すまい給付金などの必要書類として登記事項証明書を求められることがありますが、それは、ご自身が所有する不動産の情報が記された登記簿の写しの提出を求められています。

法務省が公開する、土地の登記事項証明書の見本は以下のとおりです。

土地の登記事項証明書の見本

土地の登記事項証明書の見本

出展:法務省

同じく法務省が公開する、建物の登記事項証明書の見本は以下のとおりです。

建物の登記事項証明書の見本

建物の登記事項証明書の見本

出展:法務省

▲ 目次に戻る

2. 登記事項証明書はどこで交付される?

登記事項証明書とは、登記簿を写した書面であり、住宅ローン控除やすまい給付金などの必要書類として提出を求められることがあります。

そこで気になるのが、登記事項証明書はどこで手に入るかですが、主に以下の2つの方法により交付を請求できます。

1. 法務局で請求する

登記事項証明書とは、登記簿を写した書面です。

登記簿は、法務省の地方支部局である法務局に設置されています。

よって、登記事項証明書は、登記事項証明書を必要とする不動産が所在する地域を管轄する法務局に出向き、窓口で交付を請求することにより入手が可能です。

日本全国各地に所在する法務局の場所は「法務局|管轄のご案内」にてお調べいただけます。

2. オンラインで請求する

登記事項証明書の交付は、オンラインで請求することも可能です。

オンラインで登記事項証明書の交付を請求した場合、郵送での受け取りと、法務局の窓口での受け取りを選択できます。

詳細は、「法務局|登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です」にてご確認いただけます。

 

▲ 目次に戻る

3. 登記事項証明書と登記簿謄本の違い

登記事項証明書と共に登記簿謄本という不動産用語を見聞きすることがありますが、違いはなく、どちらも登記簿を写した書面です。

強いて違いを挙げれば、登記事項証明書は最近の呼び方であり、登記簿謄本は以前からの呼び方といえるでしょうか。

この記事の「1. 登記事項証明書とは、登記簿を写した書面」でご紹介したとおり、現在の登記簿はハードディスクなどを用いてデータベース化されていますが、以前は帳簿でした。

登記事項証明書とは、データベース化された登記簿を写した書面です。

一方、登記簿謄本とは、帳簿であった登記簿を写した書面となります。

つまり、どちらも登記簿を写した書面であり、違いはないというわけです。

なお、現在でも一部の登記簿はデータベース化されず、帳簿のままとなっています。

その帳簿の写しは、以前と変わらず登記簿謄本と呼ぶため留意してください。

▲ 目次に戻る

まとめ - 登記事項証明書の交付には、手数料が掛かる

見本やイラストを用いて、登記事項証明書をわかりやすく解説しました。

登記事項証明書とは、登記簿を写した書面です。

住宅ローン控除などの必要書類として登記事項証明書を請求されることがありますが、それは、ご自身が所有する不動産の情報が記された登記簿の写しの提出を求められています。

登記事項証明書は登記簿の写しだけに、登記簿が設置されている法務局で請求する、またはオンラインで請求することにより入手が可能です。

登記事項証明書の交付をオンラインで請求した場合は、郵送での受け取りと、法務局での受け取りを選択できます。

また、登記事項証明書と共に登記簿謄本という不動産用語を見聞きしますが、特に違いはありません。

なお、登記事項証明書は法務局、またはオンラインで交付を請求できますが、その際は手数料が必要であり、手数料の一覧は以下のとおりです。

登記事項証明書の交付手数料

法務局で交付を請求する場合 600円
オンラインで交付を請求し、郵送にて受け取る場合 500円
オンラインで交付を請求し、法務局の窓口で受け取る場合 480円

参考:法務省 登記手数料について

ご紹介した内容が、登記事項証明書をお調べになる皆様に役立てば幸いです。失礼いたします。

記事公開日:2020年8月

▲ 目次に戻る